すの借金生活「2045万円くれ。」(旧「2180万円くれ。」)

「す」です。残債2180万円(ブログ開始時点)→2045万円 X@hohen23heim

サラリーマン人生を振り返る~前編~

どうも、すです

 

俺のサラリーマン人生、なんだったのだろうか

 

大きく分けると、上がった前半・下がった後半 だったのかな

誰でもそうだろうが

 

まず社会人になって、最初はスキルもないから、目につく限り給料が一番高い仕事に就いた

それが本当にやりたいことかというのはあまり考えなかったね

給料が高いのが単純に偉いと思ったんだ

まぁ周りも似たようなものだったよな

「人が良いからこの会社で働きたい」

「優秀な人が多い会社で働きたい」

とか言って・・・

優秀の定義ってなんだ?

周りが優秀だと自分にどんな影響があるんだ?

逆に出世しにくくなって大変じゃね?

そんな当たり前のことを、不思議なことに、誰も考えてないんだよな。新人って・・・

 

同期にはいい大学を出たやつも多かったのにな・・・若者って世間知らずなんだ

自分が騙される可能性がそもそも頭の中に無いということ。

自分はどんな人間で、騙されるときどう騙されるか

女に騙されるのか、

射倖心で騙されるのか、

ちょっとお小遣いを渡されるだけでなびくのか、

地位名声欲で騙されるのか、

風俗連れて行ってやればいいのか、

自己承認欲求が強く褒められれば乗せられてしまうのか?

どんな人間が信用できないか?

 

騙したことが無いから、騙され方も分からない

騙されて利用されて悔しがって、

だんだん狡猾さを身につけていく

それが大人になるということ

若いって、ある程度大人になったら考えてしまうようなことを、ほとんど考えないんだってことが、今ではよく分かる

大企業の内定蹴ってベンチャー企業で擦り減っちゃうやつ、よくいるだろ

若いって、愚かだ。

 

そうやって深く考えずに就職し、アルバイト並みの時給で体力の続く限り働き続けたのが、最初の数年だった

 

とにかくの長時間労働でスキルはガンガン上がっていく・・・

レベルアップしていくのが楽しくなってしまう

いつの間にかそれが目的化するくらいに・・・

そう、気づいたら自分のアイデンティティが職種になっている

 

その職種の第一人者と自他ともに認める自分

今思えばくだらないことを話し、くだらない人によいしょされる日々

本当にそれを目指していたのか?そんなわけない

就職するまで、そんなものが世の中にあることさえ知らなかっただろ

でもいつか呟く俺、『これは天職だ』と。

 

それがきっかけで、俺はより「高み」を目指すことになった。

それが残業を呼び、残業とスキルは雪だるま式に膨れ上がる

途中で事故を起こし多額の借金を負った

でもそれは年収が上がることに比べれば大したことではない すぐ返せる

本当に大したことなのは、二度と時間は戻ってこないということなのだ。

どんなに高くても、それは労働で行けるだけの場所で、生きる意味もそこには無いんだ

そして、高みに上ることこそが下り坂を転がり落ちる遠因だとは、その時はまだ知らなかった・・・